デカルコ デザイン&マーキング

GA70スープラ購入・リフレッシュ・カスタマイズ・レプリカ製作記

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保安基準
 問題の実車アニマルバーです。この輝き。アルミ製、みたいですね。 車検的にはアニマルバー=グリルガードは指定部品。ボルトオンで脱着できれば(危険な鋭利な箇所がなければ)全長が一定範囲を超えても大丈夫なハズです。

 補助灯(前部霧灯)も指定部品。規定は旧規定と新規定の2本立てだったのがついに今年から新規定オンリーとなる。(←未確認) 新規定では「照明部の最外縁は自動車の最外側から400mm以内」規定があるので内側の2灯はNGですな。スイッチを車外に設けて作業灯にする? ヘッドライトより上に出ないようにという規定もあり、構造簡素化の意もあって取り付け位置(バーの高さ)は低めにします。
 外側の2灯は方向指示器(ウインカー)を隠しちゃうのがダメだろうなぁ。代わりに下の純正フォグをウインカーにしちゃうのは ・ ・ ・ 「方向指示器下縁の高さ0.35m以上」規定にひっかかってしまう。完全合法的にするなら何か別体でウインカーを設けるしかないか。

画像はCBSのビデオ「THE SAFARI RALLY'88」より



ペーパーアニマルバー?

 見よ!紙で出来たアニマルバーを!これなら安全です!!(笑) アニマルバーをローコストで作るべく(簡易)図面化に着手しました。
Gr.Aレース仕様スープラのプラモのトップビュー(ダウンビュー)の図面をベースにadobeイラストレーターでラフ図面化。カッティングプロッターで紙に出力したものを段ボールに貼り付けて切り抜いたものです。図画工作感満点です。こうやって立体化してみないと絶対形決まりません。

 アニマルバー自体はかなり出来そうな気がしてきました。新たに浮上してきた問題は車体への取り付けです。取り付け部分がどうなってるのかよくわかりません。

 資料解析の結果、純正フォグの上あたりにメインの取り付けバーがあることが確認されました。取り付けバーには台座プレート(?)が付いていて4本のボルトでバンパーフェイスに固定されています。ボルトはバンパーフェイスを貫通して中のバンパービームと共締めでしょうがバンパーフェイスとバンパービームの間には隙間があるようです。そのまま締め込むとバンパーフェイスが潰れてしまいます。ここはスリーブ(スペーサー)を入れて潰れないようにすることにします。

 そしてバンパー下部へ伸びる縦バーの取り付ける先がまったくと言ってよいほどありません。ここは固定してやらないと上下方向がぐらぐらになっちゃいます。フレーム(ラジエターサポート)は絶望的に後方の上の方にあり、しかもインタークーラーが低い位置に出っ張り邪魔をしています。
 何かいい解決策がないか思案に暮れましたがアンダーガードを作ってそこに取り付けるぐらいしかなさそうです。これだってアンダーガードがしっかりしてないとぐらぐらなわけですが。アンダーガードは左右のタイダウンフックにバーを渡してそこに留めます。とりあえず位置確定の為、これだけなら簡単なこともあり、そのバーだけは作っちゃいました。後側はサブフレームに何とかして留めます。


すっかり忘れてましたが日本のナンバープレートも上のほうが隠れちゃうんですね。(゚_゚i) そのままじゃやばいかな?

 こんな感じで三面図にはなっております。ネットで調べた&某常連さんが教えてくれたパイプ曲げ屋さんに問い合わせてみたのですが正確なR指示等がないと出来ない、組み立ては出来ない云々・・・、まるで融通が利かない様子。ただ手曲げなどに対応して融通の利きそうなところとして隣町の有名なカスタイムバイクショップの名を挙げられた。あー、そこならバイク(ZX-4)で度々お世話になってる!あそこならそのような技術持ってるかもしれない。四輪は畑違いだろうけど。
 で、行って説明してみると、パイプが太いので曲げ自体は外注だが前向きに検討(見積もり)してみる旨のご返事を頂いた。それから10日、やはりパイプ曲げ屋さんが融通が利かないのと忙しいのとのでまだ見通しが立ってないそうだ。ふーむ。もしダメだったらASイワセさんとこだな。あそこならできないはずはないので。

P.DIEKMANNの血液型
 フロントフェンダーにドライバーとコドライバーの名前と血液型が入ります。ドライバーは Kenneth Eriksson、コドライバーはおなじみのS.Parmanderではなく当時は(ゴルフ時代から)Peter Diekmannでした。血液型の表示は小さすぎてその時の写真やビデオでは判読不能。Erikssonはデータも豊富ですがDiekmannのほうはほとんどありません。彼の血液型がどうしてもわからないのです。検索してみると彼は今ペルターの販売店をやっているらしくホームページがありました。そこで辞書を引き引き、英文メールで簡単に事情を説明して直接聞いてみました。そしたらすぐに本人から返事が来ましたよ!\(^o^)/ 自分仕様のレプリカマシンを作ってると聞いて喜んでるみたいでした。当時着ていたレーシングスーツがお店に(飾って?)あったとかでその写真が貼付されてきました。レーシングスーツにはしっかりとA+と刺繍がありました。間違いないっすね。


つづく 

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5.MAR.2007 UP



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